「そろそろマイホームを持ちたいな」
そう思ったら、まずは情報収集をしっかりとしておきたいところです。今はインターネットやSNSでもさまざまな情報を得ることができますが、実際に住宅展示場や見学会に足を運んでみるのもよいでしょう。
この記事では、これからマイホームを考えている方へお家づくりのポイントを解説します。また、「土地が先?」「それとも家が先?」といった疑問にもお答えします。ぜひ参考にしてみてくださいね。
1. 家を建てるためのスケジュールをたてる
「家」はお店に行って買えるようなものではありませんよね。欲しいと思ってから、実際に建てて住み始めるのに1年以上かかることも普通にあります。
仕事の関係、子供の入学の関係など、ライフスタイルの変化にあわせて住宅購入が視野に入ることが多いでしょう。そこで大切なことは、「入居希望日を決めてそれに向かってスケジュールをたてること」です。
◎家の建て時はいつ?◎
家を建てるタイミングは家庭事情により異なりますが、やはり何かの「節目」で建てようと考える方が多いのではないでしょうか。
たとえば「結婚」「家族が増え今の家が手狭になった」「校区を決めたいとき」などの家庭的な事情もあれば、「いい土地が見つかった」などタイミングが重なり建てる機会ができることも。
家を建てるには大きな金額が動きます。「地価」「金利」「住宅優遇制度」の3つのポイントはおさえておきたいところ。タイミング、金銭面、助成制度などを見極めて、少しでもいい家づくりになるようにしたいものですね。
◎土地と家はどちらが先?◎
土地を先に探すメリットは、土地が決まれば建築会社もゆっくりと探すことができ、家の予算組みもしやすくなること。
しかし、土地を早くおさえすぎることで先に土地や固定資産税の支払いが発生してしまう可能性もあるため、契約前に不動産会社にしっかりと確認をしましょう。
家を先に探すメリットは、建築会社を吟味できること。ただし、土地が見つからない場合、話がなかなか進まず建てるタイミングを失ってしまう恐れもあります。
それぞれメリット、デメリットがあるため正解はありませんが、同時に進めることが理想といえるでしょう。
2. 情報収集のポイント4選+α
理想のマイホームにするためには、なんといっても情報収集が欠かせません。
これから家づくりを始める方々に知ってほしい基本の情報収集4つ、そして踏み込んでもう1つの情報収集について解説します。どれから試すかはあなた次第。ぜひ参考にしてみてくださいね。
①ネット情報を参考にする
家づくりを考え始めたとき、スマホやパソコンで簡単に検索でき、簡単に閲覧できるといえば各種HPやSNSですよね。
ネットで情報収集する際のポイントは「地元にどのような工務店、メーカー、建築会社があるかを知ること」です。まずは自分たちが建てようと考えている地域にある企業を知っておくことで、理想の家づくりの選択肢が広がりますよ。
②本や雑誌を参考にする
地域ごとの建築事例を集めた雑誌、オシャレな家具やインテリアを紹介している雑誌、少しお堅いけれど家づくりに関する知識などを分かりやすくまとめた書籍など、色々なジャンルのものが発刊されています。
本や雑誌を読み、家づくりの基礎知識や方向性のイメージをつかんでおきましょう。実際に打ち合わせが始まった際にとても役に立ちますよ。
③住宅展示場を参考にする
住宅展示場のメリットは、なんといっても複数メーカーの家を一度に見られるところですよね。すべての家を見るのもいいですし、気になるメーカーだけを絞ってゆっくり内覧するのもいいでしょう。
ただし、展示場の住宅は建物自体も大きく、実際に建てるとなるとあまり参考にはならないことも。気になるメーカーが見つかった場合は、実際の大きさで見ることのできる「見学会」へ行くのがおすすめです。
④住宅会社や不動産会社を参考にする
地元の工務店やハウスメーカーに直接行く場合、ショールームや施工事例を見ることが一番のポイント。実際に見ることで、各企業の売りにしている部分、建物のバリエーション、大まかな金額なども見えてくるため、予算組みもしやすくなります。
「住みたいエリアが決まっているけど、土地探しはまだ」という方も気軽に相談してみてください。メーカーが持っている土地を紹介してくれたり、不動産会社を紹介してくれたりと親切な企業も多いですよ。
+α:先に家を建てた人に話を聞く
実際に家を建てた人に話を聞くと、より現実味を増しますよね。
住むエリアや建てる大きさにもよりますが、打ち合わせから完成までの工期など大まかなスケジュールの把握、家を建てるまでにやっておくといいこと、家づくりで良かった点、悪かった点などを赤裸々に教えてもらうことにより、自分たちの家づくりをさらに良いものにできるはずです。
最近家を建てた家族や知人がいる人は、ぜひ相談してみてはいかがでしょうか。紹介制度を設けているメーカーもあるので、お得な情報も聞けるかもしれませんよ。
3. 家づくりを失敗しないためのポイント2選
住宅を建てる際に必ず考えなければならないことは、「業者」と「お金」です。
この章では、家を建てるためのパートナーの選び方とお金を借りるときの考え方について解説します。
①家を建てるときのパートナー選び
住宅会社を選ぶ行為は、「医者」と「患者」の関係性に似ています。たとえば、お腹が痛くなって病院に行ったとき、お医者さんは患者さんの状況を聞いてお薬を処方しますよね。
家づくりも基本的にはこれと同じで、「家を建てたい」と相談したときに、状況を確認して適切な提案をしてくれる会社がいい会社。逆に、まったくお客様の状況を聞かずに提案をしてくるような会社は、症状が分からないのにお薬を処方するお医者さんと同じです。
・設計士
雑誌やネット、テレビなどで見るオシャレな家のほとんどは、設計士さんたちの作品です。
「建築士」という国家資格のもと、お客様に寄り添って設計してくれます。資金面やデザイン性などとにかく自由度が高く、ほぼ間違いなく理想的な家を実現することができるでしょう。
難点は、建築家の実力差が影響すること。一年目の建築家も十年目の建築家も肩書は同じ建築家なので、見極めることが大切です。
・ハウスメーカー
住宅を「商品化」し、部材の生産から工事、アフターサービスまで全てシステム化しています。豊富な資金で技術開発に力を入れているため、国の省エネ基準や低炭素認定基準などもクリアしています。
大抵のハウスメーカーは下請け業者に依頼して家を建てるので、施工品質のばらつきやコストが高いといったデメリットもあります。そのあたりを許容できれば選択肢にするといいでしょう。
・工務店
ひと昔前は、工務店といえば鉢巻をした職人さんが仕事をしているイメージでした。しかし昨今は工務店のレベルも上がってきており、土地探しから建築、引き渡しまで一貫して行う工務店が増えてきました。
コスト面もお手頃で、ある程度自由な設計もできるため、設計士とハウスメーカーの間を取ったような選択肢といえます。
②お金をどれだけ借りるのか
住宅購入と切っても切り離せないのが「住宅ローン」。
銀行選びにおいては低金利の銀行が選ばれがちですが、債務者にとってもっとも大切なことは、金利ではなく返済額です。なぜなら、返す側にとっては「借りられる金額」は「返せる金額」ではないからです。
自分たちの身の丈にあった返済額を計算して、いくらまでなら借りられるかを考えることが大切です。
・返済負担率
銀行がお金を貸してくれるときの考え方に「返済負担率」があります。これは、収入からどれだけの金額が住宅ローンに使われているかを割合で示したもの。
この比率が20%以内に収まっているなら健全な返済計画といえます。最近ではネットなどでも簡単に調べられますので、参考にしてみてください。
・月々の返済額
住宅ローンを考えるときに一番に考えなければならないことは、月々の返済額。たとえば35年ローンの場合、合計で420回の支払いを続ける必要があります。35年もあれば、どんな人でも何かしら生活の状況は変化しますよね。
もしかしたら、資産状況の悪化や離婚による出費の増加などで支払いができない日が来るかもしれません。そう考えると、ミスをせずに余裕を持って払い続けられる「月々の返済額」を設定することがとても大切なのです。
4. まとめ
この記事では、住宅を建てるときに注意しなければならないポイントを解説しました。
家づくりは高額なお金が動く、一生に何度もはない買い物。ITによる社会の情報化により簡単に色々な情報を入手できるようになった昨今ですが、情報が多すぎてどれが正しいのか分かりにくいことが難点です。
そんなときは、すでに建てている人に話を聞くのが一番。なぜなら、経験に勝る情報はないからです。そうはいっても近くに住宅購入者がいないという場合には、一度不動産会社に相談してみてください。
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