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スーツケースやキャリーバッグの収納は? ~旅行好きのための建築計画~

旅行用品の中で、収納場所に最も悩むのはスーツケースやキャリーバッグですよね。この記事では、定番の保管場所であるクローゼットではどう収納するといいか、3つの使用頻度別に紹介します。

アウトドア向けの収納、スーツケースを収納にする工夫や注意点なども確認します。では、旅行好きの必須アイテム、スーツケースの収納について見ていきましょう。


 

1. 収納の定番はクローゼット

 


収納の定番はクローゼット

スーツケースやキャリーバッグは便利ですし容量が大きく丈夫で、旅行に行くときには必需品ですよね。持ち運びも考えられていて、コロコロ転がるキャリアーがついていることがほとんどです。

特徴である丈夫さ・大きさが収納の際には場所を取ってしまいますから、新築の際に収納計画をしておくことをおすすめします。

収納の定番は「押し入れやクローゼットに収納する」でしょう。クローゼットに収納すれば、いつも使う洋服と同じ場所に収納されますから、持っていく服を選びながらパッキングができて合理的でもあるのです。

特に、広さが取れるウォークインクローゼットがあると収納もグンと楽になります。新築の際にはぜひ検討してみてください。

ウォークインクローゼットなら、収納スペース自体に立ち入れるので移動もさせやすく、大きなスーツケース・複数のスーツケースも収納しやすくなります。また、他の旅行用品(旅行用の枕やスキー用品、レジャー用品など)を近くに収納することもできて、効率もいいですね。

クローゼットの中のどのあたりに収納するのかは、「頻繁に使う」という場合と「スーツケースの出番は年に数回かな」という場合で違ってきます。スーツケースやキャリーバッグを使う頻度によって考えてみましょう。


 

①頻繁なら床の近くに!


「頻繁に旅行に行く、スーツケースを使う」なら、やっぱり床置き収納がベスト。大きくてかさばりますし、空であってもそれなりに重さがあるので、出し入れが楽な床置き、もしくは床の近くに置くのがおすすめです。

床置きであれば、キャスターを使って出し入れをスムーズにできます。クローゼットや押入れの場合には、下段や吊るした服の下などのスペースを活用します。

ウォークインクローゼットの場合なら、収納棚の下段へ。角のデッドスペースになりがちな部分を活用すると、普段使いにも邪魔になりません。

普段の衣類の出し入れなどで頻繁に使うところは避けて収納すると、スッキリ入ります。収納を計画する際に、スーツケースの大きさを意識して計画してくださいね。


 

②時々なら高い場所に収納

高い場所に収納

 

「スーツケースの出番はあまり頻繁ではない」という場合には、天井近くの高いところに収納するといいでしょう。出し入れに多少手がかかりますが、普段の生活での使い勝手を優先させることができます。

押入れやクローゼットの場合には、天棚や上段にスーツケース用のスペースを確保します。ロフトや屋根裏収納なども、頻繁に使わない物の収納にいいですね。家族でスーツケースをいくつか持っている場合にも、一か所に収納して置くことが可能です。

このような高いところに収納する場合には、キャスターを使わずにのせる、運び込むという作業が必要になります。スーツケースの大きさを確認して、棚の奥行きを十分に取り、地震などで落下するなどの危険がないようにしましょう。


 

③あえて身近に保管場所を


一時期だけ、もしくはとても頻繁に使うなら、収納してしまわずに「見える場所やより身近な場所に保管する」という収納方法もあります。ごく簡単にベッドや家具の下に入れるなどもいいでしょう。

クラシックな雰囲気のもの、メタリックなスーツケースなどであれば、インテリアとして活用できますね。


 

2. アウトドアには土間収納

 


アウトドアには土間収納 

登山やキャンプなどアウトドアを楽しむ旅行好きには、土間収納を活用するとピッタリかもしれません。

土間は、土足で歩いてもいい空間であり、壁や天井で囲まれた屋内の一部で雨風をしのぐことができるスペース。汚れをあまり気にせずに収納するには、玄関などの土間部分を広く取って収納場所を確保するのがおすすめです。

登山用品などアウトドアで使うギアやグッズは、スーツケースやキャリーバッグも含めて、室内に持ち込むには汚れが気になることが多いもの。その点、土間収納なら土足で入れるスペースですし、外部とは違うので雨風をしのぐことができます。また、水に強く、泥や埃が入っても掃除がしやすいつくりです。

玄関で靴を脱ぐ前に土間収納に入れるように設計すれば、多少の汚れは気にせずに収納をすることが可能なのです。玄関の土間を少し広めに取って、一部を靴のまま入れるウォークインタイプの収納スペースとするといいでしょう。

登山用品などアウトドアで使うギアやスーツケース・キャリーバッグ以外に、普段使いの靴の収納やベビーカーなどの置き場所としても活用できるようにすれば、玄関自体がスッキリとして、急なお客様にも安心できます。

土間を利用することで、地面に触れるキャスターの汚れもあまり気にせずに使えます。広さを確保できればギア類のお手入れスペースとしても使えますから、登山やキャンプなどアウトドアを楽しむ方はぜひ検討してみてください。


 

3. 長く使うための注意と工夫

 


収納の注意と工夫

スーツケースやキャリーバッグ、しっかり保存して長く使いたいですよね。そのために基本的なことを確認しておきましょう。

収納をする場合、次の3つに気をつけます。

1: 収納する前に、汚れや湿気を取る
2: 直射日光や高温多湿は避けて収納する
3: 特に平たく置く場合には、潰れたり凹んだりしないように、上に物を置かない


収納前に汚れや湿気をとっておくことで、カビやシミなどを防ぐことができます。収納するときに、内部に乾燥剤を入れておいてもいいでしょう。

また、直射日光や高温多湿の状態は、スーツケースの劣化を早めてしまいます。ベランダに出しっぱなし、外の物置に入れっぱなし、といった場合はあまり長持ちしないおそれがあります。

横に平たく収納する場合には、上に重みが来ると凹んで変形してしまうおそれがありますから注意しましょう。収納カバーをして収納すると埃除けにもなります。

しっかり収納して、馴染みのスーツケースで旅に出たいもの。ですが、どうしても収納が取れない、スペースに余裕がないという場合には、「スーツケースを使わないときに、その中を収納として活用する」という方法もあります。


 

4. スーツケースを収納に!

 


スーツケースを収納

あまり頻繁には使わない場合、スーツケースを空のまま収納するのは「もったいない!」と思えるかもしれません。そんなときには、スーツケース自体を収納として活用してもいいでしょう。

 

①季節違いの物を収納してしまう


あまり使わないスーツケースなら、季節違いで、日々の暮らしでは使わない物を入れておくこともできます。夏の間にかさばる冬の衣類を入れておいたり、冬の間に夏のレジャーで使う物を入れておいたり。

季節ごとに使う物なら、入れっぱなしにはならず定期的に入れ替えますから、中身の確認もできますよ。

ただし、いざ旅行のときには中身を出さなければなりません。旅行好きで頻繁に使う方には、かえって面倒が増えてしまうこともあります。


 

②防災グッズを入れておく


あまり使わない物として「防災グッズ」もありますね。スーツケースやキャリーバッグの中に入れておけば、いざ必要だというときにすぐに持ち出せます。

いつも使うトラベルセットを入れておいてもいいでしょう。旅行に持ち出すグッズと兼用できる防災グッズもあります。

スーツケースは大きく開くことができますから、防災グッズの定期チェックもしやすく、たくさん入れてもキャスター付きで持ち運びがしやすいはず。

災害によってはスーツケースを持ち出すことができない場合もありますので、小分けできるバッグに入れておいて、詰め替えて持ち出せるように工夫しておくのがおすすめです。


 

5. まとめ

 


旅行には便利でも普段はかさばりがちなスーツケースやキャリーバッグの収納は、その使用頻度で検討するとスペースを取りやすくなります。

「アウトドア向けの土間で収納する」「防災グッズの収納として使う」など使い方を工夫して、楽しく旅行に出かけられるよう準備しておきましょう。

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