後悔しない「床材選び」3つのポイント ~床材の種類と特徴を知って賢く選ぶ~|建築コラム|さいたま市・埼玉県の不動産売却はハウスウェル

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後悔しない「床材選び」3つのポイント ~床材の種類と特徴を知って賢く選ぶ~

床材は、部屋の雰囲気を決める大切なパーツです。今回は、種類別の特徴と「床材選びの3つのポイント」を紹介していきます。

とくにフローリングは、「合板」と「無垢」の違いをしっかり確認しておきましょう。床材の特徴を知っておけば、賢く選ぶことができるはずですよ。


 


 

1. 床材の特徴は?種類別ざっくり解説

 


床材の特徴は?
まず、住宅に使われる床材にはどういったものがあるのか確認しておきましょう。ここでは、よく使われる材料をピックアップして特徴をご紹介します。



①フローリング

木材を素材としていて、自然な木目が目に優しい床材です。現在は家の床に使われるもっともメジャーな材料といえますね。

使われる木材の種類によって色や木目、硬さなどが違い、種類も豊富。様々な部屋で使いやすい床材です。

仕上げの塗料やコーティング剤にも様々な種類があります。木材部分をカバーするウレタン系塗料や、木材に染み込ませて保護するオイルステイン系のものなどなど。また、UVカット効果がありフローリングを長持ちさせる塗料なども選べます。

フローリングには、大きく分けて「合板フローリング」と「無垢フローリング」があり、それぞれ性質も違います。この違いは下で詳しく解説しますので、あわせて参考にしてくださいね!



②畳

昔ながらの和室は減ったけれど、柔らかい畳は床材として使い勝手がいいものですよね。床に寝転がっても安心ですし、湿気のある時期もべたつかず過ごしやすい素材といえるでしょう。

一方で、畳の表面の「畳表」は毛羽立ちや切れなどが起こりやすく、日に焼けて色も変わってしまいます。ただし、畳表はフローリングよりは手軽に貼り替えができるので、定期的に替えれば新品のように使うことが可能です。

現在は床に埋め込むだけでなく、フローリングの上に置く「置き畳」として畳スペースを楽しむ方も増えています。



③クッションフロア

防水性が高く、水に強い素材です。汚れを拭き取りやすく、一気に貼れて施工が簡単。費用も比較的安価で、模様や色も豊富です。

一方で、家具を置いたことなどによる圧に弱く凹みができると直せない、シミや汚れは取り除けない、といったことも特徴。

ビニール素材のプリント柄ということで安っぽいイメージがあるかもしれませんが、「高級感があるもの」「本物の質感が感じられるもの」など選択肢が広がっていますよ。



④タイル

玄関など土間部分に使われることが多い素材です。水に強く、泥汚れも落としやすいのが特徴ですが、靴を脱いで過ごす室内では硬すぎるかもしれません。

タイルは蓄熱素材であり、熱をゆっくり貯めてゆっくり放出する性質がありますから、それを活かして窓際に配置すると室温の調整に役立ちます。インナーテラスなどの一部づかいも可能です。


 

2. 家づくりで床材を選ぶときの3つのポイント

 


床材を選ぶときのポイント
床材には、主に使われるものだけでも様々な種類があります。家づくりのときにはその豊富な中から床材を選択しますが、部屋の雰囲気やインテリアに合わせて選びたいですよね。

そこで、床材を選ぶときのポイントを3つご紹介します!


 

Point1: 床材は部屋の雰囲気を決める

床材は部屋の雰囲気を決める

床材は、敷かれている面積が広く、部屋の雰囲気を決める大事なパーツといえます。室内で過ごすとき、目に入る面積が壁に続いて多いのです。様々な選択肢があり、色や素材、模様なども多彩。

「こんな雰囲気の部屋にしたい!」という希望があれば、それに合わせた床材を選びましょう。色だけでも雰囲気がかなり変わります。

例えば同じフローリングでも、明るい色を選ぶと開放感のある空間になりますし、濃い色のものなら落ち着いた雰囲気の仕上がりに。目で見て感じる「広さ」さえ変わってきます。

直接触れる仕上げ素材であることも、床材の特徴でしょう。常に触れるものですから、手触りや足触りも気になるところ。触り心地が硬くツルツルしていれば清潔感をおぼえる一方で冷たい印象があり、柔らかくザラザラしていれば暖かく感じることが多いものです。

色や柄、手触り、ツヤなどを必ずサンプルで確認しましょう。リビングルームなどの長い時間を過ごす部屋や、寝室などのくつろぎのための部屋を中心に検討すると、選びやすいでしょう。

サンプルを床に置いてみることをおすすめします。その際、面積が大きい実際の部屋に使うと、サンプルの印象よりも少し明るい印象になることを覚えておいてくださいね。


 

Point2: メンテナンス性のよさもチェック

メンテナンス性の良さもチェック
毎日触れるものだからこそ、メンテナンスのしやすさも重要!床は毎日の暮らしのなかで自然に汚れるものですから、掃除のしやすさも確認しておきましょう。

化学モップや掃除機など、いつもの掃除道具が使えるかどうかは要チェック。トイレや洗面所など水回りは水に強い素材を使ったほうが安心ですが、水滴を拭き取りやすい床材であれば掃除で解決できることもあります。

メンテナンスのしやすさは、毎日の掃除のしやすさだけではありません。物を落としてしまって傷ができたときなどにリカバリーできるか、ワックスを塗るなどの定期的なメンテナンスのしやすさもチェックしておきましょう。


 

Point3: 広く貼って家の中の一体感を出す

広く貼って家の中の統一感を出す
同じ床材が広いほうが一体感があり、メンテナンスも楽だといえるでしょう。

部屋ごとで貼り替えると、施工の手間がかかり、費用も増える可能性があります。床材の厚みが違うと下地から高さを変える必要があり、床材の切り替え部分に見切り材を入れることになるためです。床材はできるだけ広い面積で同じものを貼るのがオススメ!

部屋ごとに床材を貼り替えることができないわけではありません。例えば「リビングは明るい雰囲気にしたいけれど、自分の寝室は雰囲気を大きく変えて重厚にしたい」ということもあるかもしれませんね。そういったときは、仕切り部分の建具や壁、天井の仕上げなども考慮しながら検討してください。


 

3. フローリングを深掘り/合板と無垢の違いはなに?

 


フローリングを深掘り
フローリングには「合板フローリング」と「無垢フローリング」があります。その違いとそれぞれの特徴をもう少し深掘りしていきましょう。


 

◎使いやすく種類も多い「合板フローリング」◎

合板フローリング
「複合フローリング」とも呼ばれるもので、2枚以上の材料が貼り合わされ、床の表面にごく薄い天然の木が貼られています。比較的安価で、色・木目・材種なども豊富。

反ったり割れが入ったりすることが極めて少ないのが特徴です。自然な木目を楽しみながらも、反ったりしない扱いやすさを兼ね備えているといえるでしょう。

足触りは比較的硬めで、冷んやり。仕上げの塗装やコーティングも種類が豊富で、幅広い選択肢があります。水に強いコーティング、UVカット塗装など性能重視のコーティングもあり、使い方によって選ぶことができますよ。

扱いやすく、年1、2回程度のワックスがけをすればツヤもキープできますし、長く楽しむことが可能!ただし、塗装やコーティングが薄くなること、剥げてしまうことなどの対策をしないと劣化するので、注意が必要です。

調湿機能など、天然の木ならではの機能は期待できません。また、傷ができると自分での修復は難しくなります。


 

◎自然素材を楽しむ「無垢フローリング」◎

無垢フローリング
天然の木をそのまま製材品として利用する「無垢材」をフローリングに加工したものが、無垢フローリングです。無垢材の樹種によって色や木目などが違い、自然の温もりが感じられるのが特徴。価格は合板フローリングよりアップします。

湿度の変化や経年によって反り・縮みが出ることがあり、色味も変化することが多いため、木の色や風合いの変化を「味」と捉えることができる方にオススメです。

足触りは柔らかく、暖か。調湿性があり、部屋の湿度の調整に貢献してくれます。貼り合わせではないためシックハウスになりにくく、木本来のいい香りがしますよ!

経年の変化を楽しめれば、長く使うことができます。気になる汚れがあったら表面を削ることも可能ですし、水分を含ませると木の細胞が膨らむので傷の修復も比較的しやすいでしょう。


 

4. まとめ

 


床材は、家づくりにおいて早いタイミングで決める仕上げ材で、壁や天井など他の仕上げ材よりも早く施工されるもの。室内の大まかな色味を決めるものでもあります。

「フローリングは合板と無垢で性質が大きく違う」など、種類別の特徴を知った上で、メンテナンス性や経年の変化を考慮して選ぶことが大切ですよ。 

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