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こだわりのガレージのある家は、車好きやバイク好きにとって夢でもありますね。ガレージには大きく分けて「独立型」と「ビルトインタイプ」がありますので、これからそれぞれの特徴や注意点を紹介していきます。
自分だけの趣味の空間として使うことも、家族で便利に使うこともできますから、ぜひ上手に活用してください。
車やバイクを駐車するスペースにはいくつかの種類があり、「ガレージ」も駐車スペースの一形態です。
屋根と柱だけの「カーポート」と違い、屋根・柱・壁・天井・出入り口のシャッターなどで囲まれているスペースに、車やバイクを停めてしっかり保護できるタイプが「ガレージ」。雨、雪、日光などの日常的な刺激や台風などの悪天候からも守れますし、防犯性が高いことも特徴です。
車やバイクが好きな方にとっては、自分だけの趣味の空間として使うことができます。それだけでなく、子どもの遊び場やアウトドア用品置き場、トレーニングの場所などとしても使うことができるでしょう。
ガレージには大きく分けて二つのタイプがあります。「独立型のガレージ」と「ビルトインタイプのガレージ」です。
ガレージ専用の建物である独立型ガレージは、住宅部分と別の建物であるために、敷地の余裕が必要になります。狭小住宅には不向きなガレージといえますね。
その代わり、「ガレージ」としての役割に特化することができ、車やバイクのためだけのスペースになるはず。また、車やバイクを外に出しているときには、DIYなどそのほかの趣味のスペースなどにも使えます。
近隣の状況にもよりますが、家と切り離されているため、音の出る趣味(車・バイクのレストア作業や音楽など)も楽しみやすいでしょう。
ガレージで作業をする場合には、電源や水道設備、照明設備などが十分にあるか確認が必要です。既製のガレージユニットの場合でも、ご自身の使い方に合わせて設備の増減が可能ですから、しっかり確認してくださいね。
独立型ガレージについてさらに詳しく知りたい方はこちら!
家と一体になっているビルトインガレージは、住宅と直結しています。家の構造体の中に設置し、共有していますから、新築のタイミングで家全体のバランスを検討して設置するのがオススメです。
車やバイクを入れるには、大きな出入り口の確保と車やバイクを駐車するスペースが必要。大きな開口部と広い空間を用意するには構造的な制約がある場合もあります。とくに狭小住宅の場合や、複数の車を駐車したい場合などは、専門家と十分に相談しましょう。
また、1階部分にガレージのスペースを確保すると、他の部屋(例えばリビングルームやキッチンなど)が2階の設置となることが多くなります。
ビルトインガレージでは、排気ガスやオイルのニオイなどがガレージ内にたまりやすくなります。換気の対策をしっかりと取り、排気ガスを屋外に排気できるようにして、ガレージ内の安全を必ず確保しましょう。
あわせて、室内に影響が及ばないように検討してくださいね。室内との仕切り部分には気密性を確保することが重要です。
こういったことから、新築の際にビルトインガレージを計画すると坪単価は上がる傾向になります。ただし、使い方や周辺環境などによってもコスト高になるかどうかは変わります。
例えば、「近隣に駐車スペースを借りるよりもコスト安」という場合もありますし、「車の保護・管理、使いやすさなどを考えると断然お得」という結論になることもあるでしょう。
ガレージを作る場合に気をつける点も確認しておきましょう。
◎騒音と振動に注意◎
ガレージは壁などに囲まれているため、車やバイクのエンジン音などが響きやすく、振動も起こります。とくにビルトインタイプの場合は、エンジン音や振動が家の中に響く可能性がありますから、十分な対応が必要です。
車の出し入れをするたびの音問題ですから、同居する家族とはいえ見過ごせないトラブルになる場合も。「寝室がビルトインガレージに近い」「赤ちゃんが車の音で起きてしまう」「高齢者の睡眠を妨げる」などのトラブルが発生することがあります。
健康に影響することもあるかもしれませんので、部屋の配置にはとくに気を使って計画するのがオススメです。
また、シャッターの開け閉めの音や振動が近隣問題になることも。シャッターによっては静音設計になっていないものもあり、住宅地などでは開閉の音が響いて近所迷惑になることがあるのです。シャッターは開閉音が静かなものを選ぶようにしましょう。
◎固定資産税もチェック◎
ガレージを建てた後、固定資産税の課税対象になって税金がかかる場合があります。毎年課税されるものですから、事前にチェックしておくと安心ですよ。
ただし、ビルトインガレージの場合は緩和措置があります。固定資産税は延床面積から算出しますが、「ガレージが住宅の総面積の5分の1以下なら床面積から除外される」というもの。ビルトインガレージの場合には、住宅の総面積の5分の1以下にすると有利です。
それぞれの事例によりますから、ぜひ建築の専門家に確認してみてくださいね。
ガレージを作る際のご注意点についてさらに詳しく知りたい方はこちら!
車好きやバイク好きのためのガレージには、独立型とビルトインタイプがあります。ガレージを趣味重視で使うのか、実用を重視して作りたいのかで、必要なことは変わってきます。
工事費用もかかりますから、目的をはっきりさせて専門家に相談し、こだわりを実現させてください。
ハウスウェルでこだわりのガレージを実現!ぜひご覧ください
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