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新築を検討するうえで、一度は「屋上があったらいいな」と考える人もいるでしょう。
屋上は家にいながらバーベキューなどアウトドアを手軽に楽しめるメリットがある一方、デメリットや注意点も気になるところです。屋上のメリットばかりに目が行き、建ててから後悔したというケースも少なくありません。
そこで今回は、建てる前に知っておきたい屋上のメリットとデメリットに加え、土地選びや間取りなどの注意点も解説します。
屋上には通常の住宅では得られないメリットがいくつかあります。ここでは、屋上設置のメリットについて見ていきましょう。
屋上の大きな魅力は、車通りや近隣を気にせずに過ごせるプライベート空間にできるという点です。周りを気にせず、洗濯物を干したりバーベキューをしたり、子どもがいれば安心して遊ばせられる空間として活用することも可能。
また、景観の美しい立地なら屋上を設置するメリットはさらにアップ。
・海が見渡せる
・花火が見える
・夜景が見える
・自然に囲まれている
など、屋上があればプライベート空間で美しい景色を独り占めできますね。
屋上の設置はメリットばかりでなく、デメリットももちろんあります。デメリットをきちんと知ったうえで屋上設置を検討しましょう。
屋上は勾配のない「陸屋根」のため水が溜まりやすく、雨漏りのリスクが高まるというのが最大のデメリットです。排水設備はもちろん設置しますが、大雨が降った日は排水が間に合わず水が溜まりやすくなります。
また、雪国では冬の間ずっと屋上に雪が積もった状態が、場合によっては数ヶ月続きます。長い期間雪が溜まった状態が続くことも、雨漏りのリスクを高めてしまいます。
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屋上を設置する際には、安全面や快適な生活のためにきちんとしたメンテナンスが必要です。ここでは屋上メンテナンスの3つのポイントをご紹介します。
まず屋上設置でもっとも大切なメンテナンスが、防水対策です。防水対策に費用をかけないと、雨漏りの原因となってしまいます。
防水対策にはさまざまな方法がありますが、
・塩ビシートやゴムシートを用いた「シート防水」
・ウレタンやFRPを使用した「塗膜防水」
・シート状のルーフィングを貼り重ねる「アスファルト防水」
などが一般的です。
立地や費用に合わせた施工が可能なので、どのような方法が適しているかはハウスメーカーや工務店に相談するのがおすすめ。また、10年に1度程度の定期的なメンテナンスも必要です。
屋上には落下防止のために柵も必須。建築基準法によると、「人が立ち入る屋上には高さ1.1m以上の柵を設置する」という規定があります。
小さな子どもがいる場合、安全面を考慮してもっと高さのある柵を取り入れるのもひとつの方法です。柵を高くすることで目隠しの効果もあるため、安全面とプライベート空間の確保の両立をすることも可能。
柵もどのような素材にするかによって雰囲気が変わるため、好みのデザインを選ぶといいでしょう。
屋上を設置して後悔しないためには、いくつかのポイントがあります。ここでは後悔しないためのポイントをご紹介します。
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屋上があれば新築の家でも気兼ねなくバーベキューができたり、庭の代わりとして活用できたりと、メリットがたくさんあります。しかし、きちんとした目的を持って屋上を設置しないと、結果使わなくなってしまったということも。
魅力がある反面、費用がかかる点やメンテナンスが必要になる点を考慮することも大切です。迷ったら施工会社に相談し、理想の家に近づけましょう。
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