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ボルダリングやハンモック、ブランコは、子どもの遊具としてはもちろん大人の気分転換にもなり、インテリアとしてもおしゃれ見えする魅力的なアイテム。コロナ禍で「できれば家で体を動かしたい」という方が増え、需要が高まっているようです。
これから新築を建てる際に、家の中にボルダリングなどの遊具を設置したいと考えている人も多いのではないでしょうか。この記事では室内遊具の設置のポイントについて解説します。
オリンピック競技にも採用され、注目度がさらに高まっているボルダリング。
小さなホールドに体を預けるため、きちんと設置しないとケガにもつながってしまいます。ここでは、安全にボルダリングを楽しむための設置のポイントをご紹介します。
ボルトオンホールドは形やサイズのバリエーションが豊富で、取り付け後の位置変更も簡単。本格的なボルダリングを検討しているなら、ボルトオンホールドがおすすめです。
<スクリューオンホールド>
スクリューオンホールドは極小からミドルサイズのものが多く、自由な位置に取り付けられるのが魅力。ただし、ネジが緩むと設置をし直す必要があり、壁に穴が開いてしまうというデメリットがあります。
また、間柱や梁を通常より多く入れ、下地をしっかり補強してもらうこともお忘れなく!
インテリアとしても人気のハンモック。手軽に設置できる自立タイプも人気ですが、天井や壁から吊るすタイプの需要も増えています。
ここでは、ハンモックを壁や天井から吊るす際のポイントをご紹介します。
ベッド型はおもに壁・天井・柱・梁に取り付けることができます。強度にこだわりたいなら、アンカーボルトという金具を用いて設置するのがおすすめです。
天井から梁がむき出しになっている設計なら、梁にロープを巻き付けて設置することも可能。梁は家を支えている太い木材なので、ハンモックを吊るすのにも十分な強度があります。
ただし、直接巻くのではなくタオルを噛ませてから巻いて、梁が傷付かないようにしてくださいね。
<チェア型>
チェア型は天井から吊るすのが基本。そのため、天井の強度をアップさせることが必須です。
梁に取り付ける場合、構造躯体用の梁に直接穴を開けるのはおすすめできません。ハンモックを吊るす専用の躯体や化粧梁を別に追加してもらうと安心です。
ブランコは子どもの遊具として需要が高まっているアイテム。室内ブランコを設置するときには、どのようなことに気を付ければいいのでしょうか。
最近は古民家風の間取りも人気で、あえて梁をむき出しにするデザインも増えています。むき出しの梁はブランコを設置するのにぴったり!
ただし、構造躯体の梁はできるだけ傷付けたくありません。梁に金具を取り付けてブランコを設置する場合は、ブランコ設置専用の梁を付けてもらうようにしましょう。
ボルダリングやハンモック、ブランコは、子どもはもちろん大人も一緒に楽しめる魅力的なアイテム。ただし、安全に利用するには新築時に強度にこだわって設計することが大切です。
「天井や壁は遊具を設置できる強度を持つ仕様にしてもらう」「吊り下げられる化粧梁を付けてもらう」など、遊具を付ける方法はさまざまです。設計時に遊具を付けたいことをしっかりと相談し、子どもが思いきり楽しめる間取りを作ってくださいね。
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