コレクションが主役!憧れのディスプレイスペースがある家づくり |建築コラム|さいたま市・埼玉県の不動産売却はハウスウェル

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コレクションが主役!憧れのディスプレイスペースがある家づくり 

好きなアニメや映画のフィギュアに本、CD、ファッションアイテムから食器まで。アイテムを多数所有している人の家づくりでは、コレクションを主役にするのもひとつの手です。趣味で集めたコレクションに囲まれて暮らすことができたなら、生活にも活力が生まれますね。

今回は、ディスプレイスペースがある家づくりのために知っておきたい注意点や押さえておきたい適所などをご紹介します。アイテムの特徴に合わせたディスプレイ方法を理解し、おしゃれに飾れる工夫を取り入れた設計を実現させましょう。


 

1. 「好き」を飾る場所を決める際の注意点

 


「好き」を飾る場所を決める際の注意点

好きなものだからこそ、より長く良い状態で楽しみたいもの。はじめに、家づくりの前に知っておきたい注意点をご紹介します。大事なアイテムのディスプレイに避けたい場所や講じておきたい対策などを確認しておきましょう。

 

①湿気を苦手とするアイテムは地下室や北側壁面・窓際を避けて!


コレクション品の中には、湿気に注意しなければならないアイテムも多くあります。湿気が心配な場合には、地下室や家の北側壁面・窓際でのディスプレイは避けるのがベターです。

自然光が当たりにくく外気と室内の温度差が大きくなる場所は、結露が発生しやすく水分も乾きにくいポイント。ディスプレイ予定の有無にかかわらず、除湿効果の高い無垢材や調湿性の高い壁紙を選んでおくと安心です。


 

②換気の良い場所


近年の主流である高気密・高断熱住宅では、建築基準法によって「24時間換気システム」の設置が義務づけられています。基本的な換気が保証されるとはいえ、換気率が良いほど湿気やホコリもたまりにくくなりますので、できる限りの工夫はしておきたいところです。

家づくりでは、風の流れを汲んだ窓の配置と開放感のある間取り設計が重要。シーリングファンの導入もおすすめです。


 

③安全対策


地震大国・日本の家づくりでは、安全対策は必須。アイテムの落下を防ぐ工夫(固定やロック)を考えておきましょう。

ペットと暮らす場合は、いたずら対策も欠かせません。とくにしつけが難しいネコとの暮らしでは、動線づくりがポイントです。習性を活かして窓辺の高い位置などに快適な居場所を用意し、ウォールステップなどで誘導しつつ行動範囲を上手にコントロールしましょう。


 

④防犯対策


コレクションによっては、高値だったり価値が高かったりするものもあるでしょう。たくさんの人に見てもらいたいのはやまやまですが、外から見えるようにディスプレイするのはおすすめできません。窃盗被害のきっかけになってしまう恐れがあるためです。

大事なコレクションだからこそ、外から見えない工夫やセンサーライト設置などの対策で「しっかりと守る」ことを第一に考えましょう。


 

2. ディスプレイスペースにおすすめの場所5選

 


ここでは、ディスプレイスペースとして押さえておきたいおすすめの場所を5つご紹介します。家族構成や間取り、コレクションの量などを考慮しながら最適なところを探してみてくださいね。

 

①趣味部屋|一室まるごと思いきり

趣味部屋|一室まるごと思いきり

 

一室まるごと好きなものだけを詰め込んだコレクションルームは、趣味人の憧れですよね。

広い土地の確保が難しい日本ではコレクションに一部屋を割り当てるのは難しいケースもあるかもしれませんが、屋根裏やスキップフロアといった設計上のデッドスペースを活用すれば、小さいながらも趣味にどっぷり浸れる空間をつくれます。天井の低さがかえって秘密基地感を演出しますね。


 

②壁面|一面好きなものだらけ

壁面|一面好きなものだらけ

 

専用の部屋が難しい場合には、家のあらゆる場所にある壁面を活用してみてはいかがでしょうか。

設計前にディスプレイの構想が決まっているのであれば、ニッチ(飾り用の壁のくぼみ)や壁面埋め込み型の本棚やラックを設置しておくのがおすすめ。歩行の邪魔にもならず、空間を広く使えます。

キッチンカウンターの立ち上がり部分や廊下、階段なども愛用品の居場所になりますよ。


 

③仕切り棚|コレクションで空間を仕切る

仕切り棚|コレクションで空間を仕切る

 

仕切り棚とは、室内を仕切るための収納棚のこと。壁を設置せず棚を置いて空間を仕切るもので、レイアウトを変更しやすいのが魅力です。

棚の高さや大きさもコレクションに合わせて組み合わせ可能。オープンシェルフを利用すれば、圧迫感を与えず空間を広く見せることができます。最近は、建付けの壁にしか見えないほどしっかりしたつくりの可動式棚も登場しています。


 

④吊るし棚・天井レール|空間を最大限活用

吊るし棚・天井レール|空間を最大限活用

 

頭上空間でのディスプレイを楽しむためには、吊るし棚や天井レールの設置がおすすめです。

吊るし棚と聞くとキッチンの扉付き収納棚をイメージする人も多いかもしれませんが、天井レールからワイヤーメッシュを吊るしたものやアイアンのオープンタイプ吊るし棚でインダストリアルなディスプレイを楽しむ人も増えています。ナチュラルウッドを使えばカフェ風にもなりますね。


 

⑤ビルトインガレージ|室内からも見えるプラス空間

 

ビルトインガレージ|室内からも見えるプラス空間

大量のコレクションに家族の理解が得られていないケースでは、ガレージでのディスプレイも検討してみるとよいでしょう。居住空間外の空間活用であれば、家族にあまり迷惑をかけることもありません。

住居と繋がったビルトインガレージの場合、室内から眺められるように設計することも可能。ガレージサイドにソファなどを設置すれば、趣味仲間の集いの場にもなりますよ。


 

3. 【趣味別】おしゃれなディスプレイ方法

 


ディスプレイの仕方によっても、最適な展示場所が異なります。ここでは、コレクターが多い分野を厳選してアイテム別のおすすめディスプレイアイデアをご紹介。よりおしゃれに楽しめる方法を追求してみましょう。

 

①フィギュア

 

フィギュア

フィギュアコレクションは、色彩も大きさもバラエティーに富んでいるのが特徴的。一方で、紫外線による色褪せやホコリのお手入れが気にかかります。できれば日光は避けたいところですが、湿気にも気をつけなければなりません。

頻繁に手に取ってポージングを楽しむもの以外は、箱のまま、もしくはアクリルケースに入れて並べ、カーテンをした部屋でライトアップするのがおすすめ。シリーズごとに分類し、背景や小物で世界観をつくり込むと物語性が生まれます。


 

②本・CD・レコード

 

本・CD・レコード

読書や音楽は生活に根づいたもの。日常的に手に取るものは、バスケットなどに入れインテリアとして身近に置くとよいでしょう。

普段使わないものは、思い切ってオープンに保管するのがおすすめです。量が多いほどショップのような雰囲気に。ただ並べるだけでなく、縦置きと横置きを繰り返したり、ジャケットが美しいものは表紙を飾るように配置したりすると躍動感が出ます。

ちょっとしたカフェコーナーを設置すれば、居心地のよい居場所のできあがりです。


 

③靴・時計・メガネ

 

靴・時計・メガネ

靴は箱に入れたままだとカビの心配があるため、積極的にディスプレイしましょう。お気に入りだけ前面に飾り、残りは靴用ハンガーで吊るしておくと見た目も鮮やかで通気も叶います。

キズつきやすい時計やメガネは、ケースに入れて飾りたいところ。壁に専用ボックスを埋め込んでライトアップすると高級感が演出できます。湿度やほこりに弱く高価なものもある時計には、調湿素材の鍵付きケースを選んでおくと安心です。


 

④食器

 

食器

割れ物展示では、安全対策が必須です。思い出の品などを常時展示する場合には、落下しないようしっかりと固定しましょう。

よく使うものは、オープンラックで見せる収納がおすすめ。滑り止めシートを敷き、重いもの・大きいものは下部へ、軽いもの・小物は上部に配置します。ワイングラスやマグカップなどは専用ホルダーで吊るすのもおすすめ。グラス類は窓際におくとキレイです。


 

4. まとめ

 


好きなものに囲まれた生活は、コレクターの憧れです。家づくりの段階からディスプレイを構想し工夫をしておくと、暮らし心地を確保した快適な展示が実現しやすくなります。

今回ご紹介したアイデアを参考に、ライフスタイルやコレクションに合ったディスプレイを検討してみてくださいね。

ハウスウェルで理想の家を実現!ぜひご覧ください

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