ベランピングのできる家づくり ~快適なおうち時間のための4つのポイント~|建築コラム|さいたま市・埼玉県の不動産売却はハウスウェル

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ベランピングのできる家づくり ~快適なおうち時間のための4つのポイント~

いま注目の、自宅で楽しめるアウトドア「ベランピング」。この記事では、新築一戸建てだからできる、ベランピングを快適にする4つのコツをご紹介します。

アウトドアを楽しみたいと思っても、なかなか休みがとれない、遠くまで外出できない……。そんなときは、自宅のベランダで手軽におうち時間を楽しみましょう!


 


 

1. 自宅でベランピングを楽しむための広さや形状は?

 


べランピング
身近なアウトドアとして注目されている「ベランピング」。ベランダとグランピングを合わせた造語で、自宅のベランダやバルコニーを使い、家族でアウトドアを楽しむおうち時間の使い方です。

ベランピングの最大の魅力は、なんといっても「手軽さ」でしょう!やりたいときにすぐにできて気軽にリフレッシュすることができる、おうち時間の新しい過ごし方です。

簡単に始めるなら、自宅のベランダにイスとテーブルを置き、空を見ながらのんびりコーヒーを飲んだり、まったりうたた寝をしたり。たったこれだけのことでも、アウトドアの開放感を楽しめるでしょう。

ただし、一般的なベランダやバルコニーは奥行きが75cmなど、100cmに満たない程度で細長い形が多いもの。そのままではイスを横に並べられるくらいで、家族で使うには狭く使いにくいですよね。もっと奥行きがあるほうが、家族で楽しむことの幅も広がります。



◎家を新築する機会なら、ベランピングを意識したベランダを作ることも可能◎

同じ面積なら横長よりも奥行きの広い形状のベランダを作るほうが、イスや道具類を配置しやすく、より動きやすくなりますよね。130cm程度あると、サイドテーブルなども置きやすくなります。

また、150cm以上の奥行きがあればしっかりしたテーブルも置くことができ、食事も本格的に楽しめます。ベランピングを本格的に楽しむなら、奥行きは広めにとるのが◎。

ただし、ベランダやバルコニーで洗濯物を干す場合、あまり広すぎるとかえって手間がかかることも。掃除も広いぶん手間がかかりますので、あなたの暮らし方に合わせてバランスをとりましょう。


 

2. 新築一戸建てならできる!快適なベランピングのための4つのポイント

 


べランピングを意識した戸建設計
戸建ての新築のタイミングは、「ベランピングを意識したベランダやバルコニーを計画するいい機会」といえるでしょう。ここからは、快適なベランピングを楽しむための4つのポイントをご紹介します!


 

①床の材料でアウトドアを演出
ウッドデッキ
ベランダやバルコニーの床の上には、ウッドデッキパネルなど自然を感じられる床材を置きましょう。アウトドアの雰囲気が感じられて居心地もよくなりますし、イスやテーブルなどを置く場合にベランダの床の防水層をキズつけない役目も果たしてくれます。

ベランダの床は、防水に強い仕上げ、もしくは水をためずに流れやすくした仕上げになっているはず。とくにベランダが1階の部屋の上にある場合には、万が一その床がキズついてしまい雨水がしみこむと、雨漏りが発生してしまいます。さらに、壁の中など見えない部分にまで影響が広がるおそれも……。

置くだけのウッドデッキパネルなら、取り外してベランダの床の掃除もできて便利ですし、点検もできるので安心です!


 

②過ごしやすい日陰を作る
日陰を作る
ベランピングをする場所には、日陰を作ってあげると過ごしやすくなります。ベランダの上に屋根をかけましょう。住宅本体の屋根を伸ばしてベランダの上に張り出すようにすると、しっかりした日陰ができて、室内とひと続きの空間を作りやすいですよ!

屋根を張り出す場合、「一定部分が建築面積に追加して算入される」「室内の採光取得に影響する」「構造上屋根を伸ばすのが難しい」といったケースもあり、全体のプランにも影響します。これらは設計をする段階で確認できます。

屋根を張り出せない場合には、タープ(屋根だけのテントのようなもの)を張れるように準備しておくといいでしょう。「日差しが強いときはタープを広げて日陰を作り、日を浴びたいときはタープをたたむ」という使い方ができるので、ベランピングの楽しみも広がります。

タープを取り付けられるように外壁や軒裏にフックを設置しておくと、しっかり固定できて安心。ベランダの日射を調整することで、ベランダに面する部屋に入る日射もコントロールでき、夏の暑さを遮ってくれますよ!


 

③小ぶりのシンクと水栓を設置
小ぶりなシンクと水栓を設置
ベランダやバルコニーに水栓があると、ベランピングのときにとても便利!とくに「キャンプ飯を楽しみたい」など、アウトドアでの簡単な料理を作るときには、水栓のあるなしで使い勝手が大きく違ってきます。

例えば、お湯を沸かしてお茶を楽しみたいとき、水栓がない場合は、誰かが台所など水栓のある場所で水を汲んでくる必要があります。同じ家とはいえ、何度も行き来するのはやはり手間ですよね。

また、給水だけでなく排水も一緒に計画して配管しておくと、長く快適に使えます。小ぶりでいいのでシンクをつけると、「手を洗う」「容器をシンクに置いて水を汲む」「簡単な洗い物をする」など、使い勝手がぐんとアップ!

そもそもベランダやバルコニーは雨水の排水・水はけを考慮して作られていますが、雨水の排水と生活用水の排水とは流れる経路が違うのです。水栓だけでなく小ぶりのシンクをつけることで、排水経路も確保できますよ。


 

④外からの視線をさえぎる工夫を
外からの視線を遮る工夫を
ベランダやバルコニーは、家でありながら外とつながる場所。外部からの視線が気になる場合も多いでしょう。

そこで、目隠しの設置がおすすめ!街の中でアウトドアを楽しみ、ゆっくりリラックスするために、気になる視線をさえぎることも必要です。

木材を使った柵など目に柔らかく風通しのいいものを、道路側または隣地側に設置しましょう。すだれやよしずを必要なときに立てかけるなどしてもいいですね。

観葉植物の鉢植えなど、グリーンを取り入れて目隠しとして使うのも◎。ベランダ側から見ても外部から見ても、目に柔らかい印象になります。朝顔やゴーヤーなどをグリーンカーテンに仕立てれば、夏の暑い時期も緑の蒸散効果で涼しい風を期待できます。


 

3. おうち時間をもっと楽しむために

 


ベランダと部屋を一体化のスペースに
ベランピングでのおうち時間、もう一歩踏み込んで、楽しむ方法を考えてみましょう。



◎ベランダを部屋と一体のスペースに◎

ベランダやバルコニーを室内の部屋と一体に考えてあげると、お家時間がより楽しめます。

例えば、2階にリビングルームがある場合、ベランダと一体に考えると開放的なスペースに。「室内のリビングルームでくつろぐ人」と「ベランダにいて空の下でリラックスする人」が同じくつろぎタイムを過ごせます。

また、寝室とベランダをひと続きにすれば、寝る前の時間をアウトドア気分で星を見ながら過ごすことも可能になりますよ。

屋外のベランダと室内とでは床の高さが違ったり、窓をまたぐ必要があったりもしますから、新築のタイミングを逃さず検討してみましょう!



◎長く楽しむために定期的な掃除や点検をする◎

定期的な掃除や点検を必ず行いましょう。ベランダやバルコニーは屋外の部分なので、風雨や紫外線などの影響を受けるもの。定期的な掃除や点検をすることで、劣化の状況も確認できます。

特にコーキングは数年で劣化が始まりますから、掃除をするときに固くひび割れを起こしていないかをチェックしましょう。

また、排水口回りにゴミがつまると、雨水があふれたり、屋内や壁にしみてしまったりします。壁や天井などの中には家を支える柱や梁といった構造材、電気配線、断熱材などがあり、どれも水が入ると弱ってしまうものばかり。

家本体を長く使い続けるためにも、定期的な掃除や点検は必要なのです。


 

4. まとめ

 


ベランピングを楽しむために、床材でアウトドアを演出したり、日陰を作ったり、水栓を準備したりすると快適に過ごせます。また、外の視線を防ぐことも、安心して楽しむために大事なポイントです。

どれも新築のタイミングなら準備しやすいことばかり。あなたの暮らし方に合わせた個性的なベランピングを楽しんでみてください!

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